北京市の奇数・偶数ナンバー別車両通行規制「グッドラック北京」は20日、試行最終日を迎えた。北京市環境保護観測センターが同日午後発表した大気汚染報告によると、19日正午～20日正午の「大気汚染指数」は95、汚染物質はPM10（10ミクロン以下の粒子状物質）が主で、大気の質は「二級（良）」と判断された。規制開始後4日連続の「二級」となり、今回の試行が大気改善に大きな効果のあったことが明らかとなった。「北京晨報」が伝えた。

同センターの于建華センター長（高級技師）は「車両からの排出と関係のある二酸化窒素など汚染物質の濃度は、前日に続き20日も下がった。16日から20日までの5日間の二酸化窒素濃度は44、37、36、30、27だった。車両からの排出と関連のある汚染物質の濃度が、規制を開始した17日から4日連続で下がったことは、数日間の試行の持続的効果を示している」と述べた。

実際、昨日とその前4日間の気象条件は似ており、汚染物質の拡散にはマイナスな状態にあったが、大気の質は試行前後で顕著に変化した。試行前の16日の「大気汚染指数」は116だったが、17から20日のPM10濃度は91、93、95、95で、いずれも「二級」。大気改善への車両制限の効果は明らかだ。

「人民網日本語版」2007年8月21日