北京市朝陽公園で完成した「日光追尾型太陽光発電システム」が来年オリンピックの競技場において使用される。同システムはソーラーパネルが太陽の動きに合わせて回転する。「北京青年報」が報じた。
この「追尾型」太陽光発電システムは、出力それぞれ11キロワットと44キロワットの2個の発電機からなり、現時点で主に朝陽公園のビーチバレー会場の照明、冷暖房などの電力にあてられており、今後さらに公園内の公共設備の電力にも使われる予定。この太陽光発電システムの最大の利点は、蓄電池で電気をためる必要がなく、多くの電気代を節約でき、環境汚染も全くない。
同システムは25年以上連続で稼動し、毎日200キロワットを発電、一年でビーチバレー会場に7万2000キロワットの電力を供給する。また、太陽光発電の採用により、毎年23.4トンの二酸化炭素と1.5トンの二酸化硫黄の排出を削減できる。
「人民網日本語版」2007年8月31日 |