写真:河北省の官庁ダム 上流での汚染が深刻なために10年に渡って北京市の飲用水として利用されていなかった官庁ダムがこのほど、首都の飲用水源地としての機能を復活させた。
北京市水務局はここ数年、生物生態技術を応用し、官庁ダムの入り口に黒土の湿地約100ヘクタールを建設、土石を利用した濾過工程により、上流の汚水がダムに直接流れ込む問題が解決された。
1年間監測した結果、官庁ダムの水質はいつも安定していたという。
北京市は現在、懐柔、平谷、張坊、昌平の4地区に予備水源地を建設、同市の飲用水源の安全性を確保した。
北京市では都市汚水処理の中核システムが形成された。同市の清河、北小河、酒仙橋などにある再生水工場6カ所では、再生水の利用量が3億6千万立方メートル、利用率は50%に達した。今年はすでに4億8千万立方メートルで、来年は6億立方メートルに達する見込み。五輪のメインスタジアム周辺の川の整備がすでに完了し、五輪湖では清河の再生水工場の高品質な再生水を利用している。
「人民網日本語版」2007年9月11日