北京市のタクシーが10月から全面的に禁煙になる。運転手だけでなく、乗客も車内での喫煙が禁止される。具体的な処罰方法は明らかになっていない。「新京報」が伝えた。
北京市疾病予防管理センターによると、タクシー車内での禁煙活動の推進は、オリンピックに向けた禁煙活動の大きな一環となっている。この活動は北京市衛生局が主体となり、運転手・乗客を問わず、車内で喫煙をした場合には処罰が下される。処罰の具体的な方法は北京市運輸管理局と北京市交通法執行総チームが決定し、23日には公布される予定だ。
このほか、「北京オリンピックに向けた禁煙活動の業務方案」の意見を募る原稿が完成している。規定によると、オリンピック村、オリンピックスタジアムでの競技場や観戦席、オリンピック会場行きの各種交通機関内もすべて禁煙とする。また選手やコーチが行動範囲とする試合場、練習場、宿泊所内でのタバコの販売を禁止している。
歴史的には1992年のバルセロナオリンピックで初めてオリンピックの禁煙化が始まり、その後のオリンピックでも禁煙の要求が続けられている。
「人民網日本語版」2007年9月20日 |