北京オリンピック組織委員会工事・環境部の余小萱副部長は26日、「北京2008年オリンピック、パラリンピック環境報告(2001-2006)」を発表、この中でオリンピック協賛企業に対しオゾン層の保護を求めた。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
この報告は7章に分かれ、オリンピック誘致成功以来6年にわたる北京オリンピック組織委のこれまでの活動に対しての総括を行った。報告によれば、「グリーン五輪」は2008北京オリンピックの3大テーマの一つで、オゾン層保護のアピールは「グリーン五輪」の理念を実現するための重要な事項である。北京五輪の準備段階において、北京オリンピック組織委は、フォルクスワーゲン中国、コカコーラ、マクドナルド、海爾(ハイアール)などの協賛企業と環境保護の面で交流を行い、これら企業に対し各自の領域でのオゾン層保護を呼びかけてきた。これらオリンピック協賛企業は全力を尽くし、ともに「オゾン層に優しいオリンピック」を建設していくことを表明している。
報告によれば、北京市環境保護科学院は新設あるいは改築された全てのオリンピック会場館内の空調と消防施設に対し全面調査を行い、2006年末までに31会場のうち29 会場の経営者がすでに、オゾン層に影響のない高品質環境保護冷房システムの導入を決定、承諾している。
「人民網日本語版」2007 年9月27日 |