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北京五輪の準備活動についての記者会見
発信時間: 2007-10-19 | チャイナネット

 

クリスチャン・サイエンス・モニター紙の記者

【北京五輪の予算】

北京五輪の予算について、劉敬民副市長は「われわれは五輪招致の報告で『16億余ドル』の予算を提出したが、現在の状況から見て、それを調整する必要がある。IOCのルールでは、オリンピック大会の準備期間、3回の予算を出すことが要求される。毎回の予算の改正は準備の任務の増減、為替レートの変化によって調整しなければならない。提出された二回目の予算によると、北京五輪の予算は16億余ドルから20余億ドルに増えたが、アテネ五輪の24億ドルより少ない。予算の増加の原因は、セキュリティの任務の増加や人民幣の為替レートの変化である」と語った。

AFP通信社の記者

【人権の発展】

北京五輪の準備活動は人権の発展を大いに促進した。北京五輪の準備期間、人々の生活レベルは明らかに向上し、北京市の都市部環境には目覚しい改善が見られる。北京五輪の準備活動の中で、われわれは社会各界の人々の役割を重視し、北京五輪のエンブレム、マスコット、スローガンなどの選抜および五輪競技施設のデザインは広範囲な各界の意見を取り入れた。それと同時に、半年に一回全面的なアンケートを行い、人々の要望に基づいて、仕事を調整し、改善する。また、中国政府は「北京五輪と準備期間における外国人記者の取材規定」を公布し、五輪招致の際の誓約を履行した。劉敬民副市長は「北京五輪の準備活動は中国の発展とともに進んでいる。この過程において、人々の民主的権利と人権は強く促進され、保障されるようになっている」と語った。

香港「明報」紙の記者

【人事異動】

「五輪開催前の北京五輪組織委員会または北京市の人事異動は、五輪の準備作業に影響を及ぼすか」という香港「明報」紙の記者の質問に対して、劉敬民副主席は次のように答えた。

数年の準備作業を経て、北京五輪組織委員会はすでに安定した指導体制を形成した。北京五輪組織委員会の主席、第一副主席、執行主席及び執行副主席はこの数年間で、それぞれの責任を担い、重要な役割を果たしている。現在、全ての準備作業は計画通りに円滑に進んでいる。一部の指導者の人事異動があっても、北京五輪の準備作業に影響を及ぼすことはない。

ロイター通信社の記者

【セキュリティ】

北京五輪のセキュリティについて、劉敬民副主席は次のように紹介した。

まず、中国は高効率かつ順調な国家クラスの五輪セキュリティ指揮システムを建設した。同時に、中国公安部をはじめとし、各国の関係部門や武装部隊が参加するセキュリティ協調チームを発足した。

次に、綿密な五輪セキュリティ計画を立てた。国際五輪組織委員会の要求に基づき、中国は五輪セキュリティの歴史を真剣に研究すると同時に、かつての全てのセキュリティ問題を詳しく分析している。

また、準備作業の中でもセキュリティ措置を実施する。例えば、競技施設が完工した後セキュリティを考慮し始めるのではなく、セキュリティ責任者がデザインから完工までの過程に終始参与することになる。

最後に、国際的協力を強化している。例えば、かつての五輪主催国のセキュリティ組織との協力や各国の中国駐在大使館のセキュリティ責任者との交流などである。

「チャイナネット」 2007年10月19日

 

 

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