2008年1月1日、近代オリンピックの提唱者ピエール・ド・クーベルタン氏生誕145周年を記念するため、北京文明雑誌社は世界で初めて、「オリンピック宣言」の中国語、英語、フランス語のバージョンを出版した。2008年北京五輪を迎えるため、「オリンピック宣言」を斉誦するイベントも北京体育大学で催された。
出版式典の席で、145人の人たちが漢字万字からなる「オリンピック宣言」の中国語バージョンを朗誦した。この145人はIOC、北京五輪組織委員会、中国国家体育総局、オリンピックのグローバルパートナー、スポンサーからなるものであり、スポーツ界の多様性と代表性をもつものがあると言える。
これらの朗誦者は29のグループに分けられ、北京で開催される第29回オリンピック大会を象徴することになった。「オリンピック宣言」はわれわれを115年前に連れ戻してくれ、オリンピックの復興を感じさせるものであった。
1892年11月25日、29歳のクーベルタン氏はフランス運動競技連合(USFSA)の発足5周年記念大会でスピーチを発表し、「オリンピックの復興を目指す」との見解を明らかにした。クーベルタン氏はまた、近代の生活に適応した上でオリンピックを復興させるメリットと意義に対する人々の理解を深めるために力を入れた。歴史的な意義があるこのスピーチは究極的には、あの著名な「オリンピック宣言」となった。
IOCのロゲ会長、北京五輪組織委員会の劉淇会長、イスラエルのシモン・ペレス大統領が祝賀のメッセージを寄せた。中国国家博物館、中国国家図書館、ローザンヌのオリンピック博物館は「オリンピック宣言」を永遠に収蔵することになっている。
「チャイナネット」 2008年1月2日 |