Search in this site
写真による報道   |    五輪のインフラ整備   |   北京五輪競技施設の整備   |   国際スポーツ界で活躍している中国選手
外国人の視角から見た北京五輪   |    北京の姿   |   オリンピックと中国   |   北京五輪についてのアンケート  |   関連リンク
北京五輪開催まで
五輪メダル授与アシスタント
(1)超美人は不向き?

  美人だと北京五輪のメダル授与アシスタントに起用されるのか?それは違う。中華女子学院芸術学部で広告モデル・イメージデザインを専攻する大学3年の白晶さんは容姿端麗なあまり不採用になるところだった。北京の日刊紙「競報」が伝えた。

  選考試験の際、五輪組織委員会の審査委員は「彼女はあまりに美人だから他の人とパートナーを組みにくい」と一言、選考結果を待っていた白晶さんはその話を聞いて冷や汗をかいた。「幼い頃から自分の顔立ちには自信があった。校内の選抜でわたしは一番に選ばれた。だから五輪組織委員会の面接も絶対に大丈夫だと思っていたし、一番で起用されるかもしれないと内心期待していた。それなのに一緒に面接を受けた同級生はどんどん選ばれていくのに、わたしの名前は一向に呼ばれないから緊張で胸がバクバクした。審査委員のコメントを聞いて『容姿の美しさは長所じゃないの?どうしてそれが欠点なの?』と不思議で仕方がなかった」と白晶さんは語る。これまで容姿端麗なのが自分の強みだと思ってきた彼女は審査委員の「美人過ぎる」の一言に呆然とした。

  白晶さんは幸い、メダル授与アシスタントに起用され、模範チームにも加わった。その後、厳しいトレーニングと五輪のテスト大会での経験を積み重ね、審査委員のあの一言を理解するようになったという。彼女は「オリンピックのメダル授与アシスタントにとって容姿は二の次、一番大切なのはチームワーク」と話す。 

  写真は白晶さん 
 
 
(2)メダリストから花束
  国家2級スポーツ選手でバスケットボールと陸上が得意、ピアノ9級、05年中国武術選手権大会のカンフーチャンピオン・・・・・・見た目が逞しく、カンフーの技までこなす類まれな「女侠客(じょきょう)」をイメージするこの人物からおしとやかで清楚な劉暢文さんを連想する人はまずいないだろう。彼女は五輪のテスト大会でメダル授与アシスタントをひたむきに務めた。その姿に一人の金メダリストが感動し、彼女に自らの優勝の花束を捧げたのだ。

  国際ホッケー招待試合の表彰式で、メダル授与アシスタント15人は各々団体戦の金メダル18個と優勝カップをのせた重さ10キロにもなるトレーを運んだ。「10キロのトレーを20分も同じ姿勢で持っていたので重くて手がぶるぶる震えていた」と劉暢文さんは当時を振り返りながら語る。表彰式がようやく終了し、控え場所に戻った劉暢文さんたちはたまらなくなって泣き出した。「当時はメダルを落とさないか冷や冷やした。何とか持ち堪えてみんな感動したんです」

  この泣き声を聞きつけて、優勝したオーストラリアチームの一人の選手がわざわざ彼女たちの控え場所にやってきて、自分が手にしていた優勝の花束を劉暢文さんに差し出した。「あの時は本当にうれしかった。あの花束はわたしたちに対する最高の激励です」
 
 
  写真:北京市順義オリンピック水上公園で行われたカヌー中国オープンの表彰式で、人々の視線を引き付けた清楚なメダル授与アシスタントたち。(8月25日撮影)

  「人民網日本語版」2008年2月22日


Copyright © China.org.cn. All Rights Reserved E-mail: webmaster@china.org.cn Tel: 86-10-88828000