北京オリンピック水上競技のメイン施設・「水立方」(国家水泳センター)は、グリーン・環境保護コンセプトが随所に体現されており、観客に深い印象を残している。 新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
まず外観だが、「水立方」は無数の「泡」からできている。この「泡」の正体は、ETFEと呼ばれる膜だ。眩しい太陽光線や過分な熱を遮り、必要な光線は自由に通し、館内の適当な温度と採光を保証している。夏季の循環送風や冬季の寒気遮断も可能。
「水立方」内部の随所にも、環境保護コンセプトが現われている。先週行われた飛び込みW杯(ワールドカップ)のスポンサー企業・アメリカン・スタンダード・カンパニーによると、「水立方」に設置された超節水トイレは、一般の6 Lトイレに比べ、水量を3分の1以上節約することが可能という。北京の500万全世帯にこの超節水トイレが導入されると、節水量は約8000万立方メートルに達する計算となる。
写真:国家水泳センター「水立方」外観
「人民網日本語版」2008年2月28日