北京五輪組織委員会報道宣伝部副部長の徐逹氏(五輪宣講団団長)は2日、上海図書館で行なわれた「オリンピック文化講座」の席上で、北京五輪開催決定にまつわる秘話を披露した。同氏はなぜ開幕日に8月8日が選ばれたか、なぜ上海が開催都市として選ばれなかったのかなどについて語り、上海市民の大きな関心を集めた。「中国新聞網」が伝えた。
同氏によると、北京五輪の開幕日に8月8日が選ばれた理由として、一般的には中国人が最も縁起がよいとする「8」が選ばれたと思われがちだが、実際には組織委員会は異なる開幕日を予定していたという。
同氏によると、他の国際大会との日程調整のため、国際オリンピック委員会が五輪開催日決定に関する規定を変更、組織委員会に対し7月25日の開幕を求めたほか、同五輪オフィシャルスポンサーはいずれもテレビ中継の視聴率を顧み、夏休み期間中の五輪開催を要望したという。しかし組織委員会は8月が北京の最も良い季節だと判断し、先に8月を開幕日と決定、幾度にもわたる調整の末、最終的に開幕日を8月8日とする案が了承されたという。
「人民網日本語版」2008年3月3日 |