北京オリンピック公園中心区の南部に位置する国家体育場は「鳥の巣」の愛称で知られ、北京オリンピック大会のメーンスタジアムとなる。敷地面積は21万平方メートル、延べ床面積は25万8千平方メートル。オリンピックとパラリンピックの開閉幕式はここで行われ、オリンピックでは陸上競技と男子サッカー、パラリンピックでは陸上競技に使用される。観客席は固定席が8万席、臨時席が1万1千席。

  大会終了後は、国内・国際のスポーツ大会と文化娯楽活動の開催に使われるほか、北京市民がスポーツと娯楽2大型施設となる。独特な建築スタイルから北京のランドマークとなる。

  「鳥の巣」は特級体育建築物とされ、建物の基本部分は100年間使用できる。火事にも強く、マグニチュード8の地震にも耐えられる設計で、地下部分の工事にあたっては1級の防水措置が取られた。 

  「人民網日本語版」2008年3月7日