北京市政府法制弁公室は31日、08年度の立法計画を発表した。計画は55件に達し、オリンピックをバックアップする方針の具体化が進んでいる。特に注目されるのが5月施行の「公共の場所での喫煙禁止範囲に関する若干の規定」。北京市は「禁煙五輪」を実現するため、5月以降、レストラン、体育館、ネットカフェなど市内すべての公共の場所を禁煙にする。
1996年の規定と比べ、禁煙範囲が大幅に拡大されたのが特徴だ。1996年の規定は体育館内の喫煙を厳禁したが、スタジアムに関しては明確な制限を設けなかった。新規定はスタジアムの競技エリアと観客席の禁煙を明記。フィットネスジム、レストラン、ネットカフェなどの商業施設、公園や遊園地の喫煙エリア以外、航空機・バスなどの待合室、オフィス、食堂、通路、エレベーターといった公共の場もすべて禁煙範囲に含め、ホテルなど各種宿泊施設には禁煙客室の設置を義務づけている。
「人民網日本語版」2008年3月31日 |