北京市交通委員会の予測によると、2008年北京五輪開催期間中の北京市公共交通旅客輸送量は日平均延べ2千万人近くに達する見通し。「中新網」が伝えた。
北京市交通委員会の劉小明・主任は17日、北京市第13期人民代表大会常務委員会第3回会議で、公共交通の優先発展に関する状況報告を行った。同氏によると、北京は今後しばらく、公共交通の発展事業を優先させるという。オリンピック開幕までに、地下鉄10号線第一期(オリンピック支線を含む)と空港線を開通させる。北京はまた、現有軌道交通の潜在力をさらに発掘、地下鉄の列車編成拡大、発車間隔の短縮などを実施し、地下鉄の運送能力を向上し、オリンピック開催中の公共交通体制を万全とする構え。これらの各措置が実施されると、北京市軌道交通の日平均旅客輸送量は延べ450万人に達する見通し。
劉主任によると、北京はオリンピック開催中、オリンピック競技施設や新しく敷設された道路にオリンピック公共交通専用車線34本を設け、公共交通バス1500台を配備、オリンピック用公共交通サービスを提供する計画という。また、新しく1千台のバスを導入し、自動車台数全体を減少させる措置を講じることで、公共交通バスの運行効率を約1割アップさせる。これらの措置を実施することで、北京市地上公共交通日平均旅客輸送量は延べ1千5百万人以上に増加すると見られる。
「人民網日本語版」2008年4月18日 |