北京オリンピック組織委員会は1日、聖火の珠穆朗瑪(チョモランマ)登頂ルートを公式サイト上に発表した。担当者の孫斌氏によると、登山員は北麓の伝統ルートに沿って世界の頂上にアタックする。ルートマップでは、聖火はベースキャンプからC1キャンプ、アドバンスキャンプ、北フラットキャンプ、C4キャンプ、アタックキャンプの5カ所を経由して山頂を目指す。
現在聖火の種火はベースキャンプに置かれている。孫氏は「チョモランマ登頂には20近くのルートあり、南麓と北麓双方に長所と短所がある」と指摘する。北麓から登頂する伝統ルートでは、標高5200メートルのベースキャンプを出発し、標高6500メートルのアドバンスキャンプ、標高7028メートルの北フラットキャンプ、標高7790メートルのキャンプ、標高8300メートルのアタックキャンプを経由する。登山員が担当する聖火走者はアタックキャンプから山頂への最終アタックに入る。ベースキャンプからアドバンスキャンプまでは約28キロ、アドバンスキャンプから山頂までは20キロだ。
孫氏は「すべての条件が揃えば、登山隊は約4日で順調に登頂できるが、最終日の天候が最も重要だ」と指摘する。登山隊は蔵(チベット)族と漢族で構成され、女性走者も数人含まれる見込みだ。
今年の登頂として昨年の写真を使用する可能性を外国人記者に問われると、孫氏は「それはない。昨年5月のテスト登頂時、『祥雲』のデザインはまだトーチに反映されていなかった」と明確に答えた。
「人民網日本語版」2008年5月2日
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