北京五輪がまもなく開幕しようとしている。開催国での出場権を得た中国代表団は、今回どれだけの成績を残せるか、世界中が注目している。週刊誌「瞭望」には、北京五輪における中国代表団の成績予想に対し分析が行われている。「中国新聞網」が伝えた。 中国代表団は、五輪開催国の地元代表団として、全28競技に出場枠が与えられる。だが、全ての種目に出場できるわけではない。国家体育総局の崔大林副局長は、「中国代表団の主な目標は五輪への出場切符を更に多く獲得することである」と述べている。崔大林副局長によると、北京五輪の出場切符を手にする中国選手は550人~570人だと予測されている。 国家体育総局の関連責任者が、中国代表団の北京五輪での目標と方向性を語ってくれた。「中国選手が五輪に出場するその目的は、メダルだけを狙うといった単純なものではない。今回の北京五輪でも同様だ。彼らの最大の任務は、オリンピック精神を高揚していくこと、また中国スポーツ選手の健全な精神や道徳を示すことにある。五輪への出場は「クリーン」であることが大前提で、好成績を残すことはその次に考えなければならない。それから、外国選手との交流を図ること、国民のスポーツ健康意識を高めていくことも大切である。中国体育界の総合的な実力は、米国やロシアに比べ劣るため、この度の五輪の目標は、第2グループ上位に君臨することだ」 「人民網日本語版」2008年6月18日 |