北京出入国辺防検査総站は5日、五輪身分証明カードの有効期間を今月8日から9月23日までとすることを発表した。パラリンピックの身分証明カードの有効期間は8月6日から10月16日。北京の日刊紙「京華時報」が伝えた。
この身分証明カードは「オリンピック憲章」「開催都市契約」など関連規定、および中国政府の五輪招致時の約束に基づき、オリンピック・パラリンピックへの参加資格をカードの所有者に与える証明書で、オリンピック(パラリンピック)ファミリーとスタッフを対象に配布される。
オリンピックファミリーとは、国際オリンピック委員会(国際パラリンピック委員会)のメンバーと賓客、各国・地域のオリンピック委員会(パラリンピック委員会)のメンバー(出場選手やコーチなど)や賓客、国際競技連盟(国際身体障害者スポーツ連盟)のメンバーと賓客、国際オリンピック委員会(国際パラリンピック委員会)のスポンサーと賓客、開催国組織委員会の指導者と賓客(政府指導者や北京オリンピック組織委員会の役員や賓客など)、試合中継をする事業者や中継権を持つ放送局、活字・撮影メディア、その他大会組織委員会の代表の計8グループを指す。
五輪スタッフとは、主に五輪会場に出入りして業務を行う、オリンピック組織委員会が雇用する人を指す。
外国人および台湾地区のオリンピック(パラリンピック)ファミリーのメンバーは「入退場有効証明」と明記された身分証明カードを所有していれば、ビザの申請をせずに、有効期限内に何度でも五輪会場への入退場ができ、中国国内での滞在が可能となる。五輪スタッフは身分証明カードを所持していても、出入国前のビザ申請が必要。
「人民網日本語版」2008年7月6日 |