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五輪の安全なくば、何事も語れず
発信時間: 2008-07-25 | チャイナネット

北京首都空港は7月17日、五輪開会式当日(8月8日)の午後7時59分から夜中12時まで空港を一時閉鎖し、すべての航空便の離着陸を禁止することを発表した。

続く7月20日、公安部門は関連要求に従い、首都空港の第1、2、3ターミナルへの入場者全員に一律2回のセキュリティチェックを開始。

同日、選手村の仮開村は3日目に入り、車両を含む入村者すべてに専用IDの所持、および武装警官とセキュリティゲートからなる6つの防衛線の通過を義務付けた。

翌7月21日、鉄道警察は北京各駅に向かう列車の全乗客に液体検査を開始。また、駅の構内に入る乗客の持ち物を一つ一つ検査し、セキュリティチェックがより強化された。

五輪の安全を考えれば、非難すべきことでもない。しかし、どんなに正常なことでも、騒ぎ立てる人は必ずいるものだ。ここのところ、北京は「まるで大きな敵が攻めてくるかのようだ」、中国の警備は「やり過ぎだ」、「そこまで必要ない」といった非難が外電から出ている。本当にその必要はないのか?過去の五輪を振り返ると大げさに騒ぎ立てる必要はなくなる。▽1972年9月5日、ドイツ・ミュンヘンの選手村にテロリストが銃を持って襲撃し、イスラエル人選手2人を殺害、9人を人質に立てこもった。▽1996年のアトランタ五輪では、オリンピック公園内で大きな爆破事件が発生し、2人が死亡、100人以上がけがをした。▽2000年のシドニー五輪前夜、イスラム過激派「ジェマア・イスラミア」の幹部であるリドゥアン・イサムディンが五輪会場への襲撃を計画していた。これらはすべて歴史の教訓だ。

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