中国初の高速鉄道――北京・天津都市間鉄道が8月1日、運営を開始する。この最高時速350キロメートルの鉄道を通じて、2大直轄市である北京と天津の結びつきはより深まるだろう。中国鉄道部の張曙光・副総技師は「この都市間鉄道の開通はただ単に、中国高速鉄道の建設と運営の序幕を開けたにすぎない。この背後では高速鉄道網と中国経済を再び飛躍的に発展させる構想が進められている」と指摘する。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
現在建設・計画が進められている高速鉄道網には哈爾濱(ハルピン)-大連高速鉄道も含まれ、完成後にはハルピン・長春・瀋陽・大連など東北地方の大都市と北京が約3時間で結ばれる。また、北京-上海高速鉄道の開通後、北京から上海まではわずか4時間に短縮され、将来的には首都・北京と長江デルタを連結する役割を果たす。さらに、北京から武漢経由で広州に至る北京-広州高速鉄道は2012年をめどに完成予定で、中国の華北地区と華中地区、それに華南地区を結び付け、北京から広州まで9時間もかからなくなる。このほか、長江デルタの東南沿海から珠江デルタにかけて建設される沿海鉄道はすでに全面工事に取り掛かっている。
「人民網日本語版」2008年7月31日 |