オリンピックメーンプレスセンター(MPC)の記者会見が今(4日)午前に行われ、司会者の孫偉徳氏は、北京市はオリンピック開催中、良好な大気を確保する自信があると示した。
北京市は大気を改善するために、これまでの10年間、200余りの措置をとってきた。例えば電気や天然ガスなど、エコエネルギー利用の普及だ。
10年前の北京市は、天然ガスの使用量がわずか3億トンで、昨年は47億トンに達した。約200社の汚染企業はすでに生産停止あるいは北京から立ち退き、1998年に大気の観測を始めてからずっと改善している。観測を始めた当初、良好な大気の日は1年にわずか100日だったが、昨年には246日に上った。
自動車の排気ガス基準も、今年3月から欧州連合(EU)と同じ基準になった。数年前には、約5万台のタクシーと1万台余りのバスがエコ車に替えられている。特に今年の7月からは、さらに厳しい措置が採られたため、大気中に含まれる一酸化炭素の量は、昨年同期に比べ15%下がり、二酸化窒素は昨年同期より27%減、吸入可能微粒子は24%減少した。
今年に入ってから良好な大気の日は149日に達し、全日数の70%を占めている。こうした約200の措置と、特に7月1日以降の更なる厳格な措置は著しい成果を収めている。
「チャイナネット」2008/08/04 |