体操女子日本代表チームの陶暁敏コーチは浙江省出身。中国語と日本語のバイリンガルである彼女が、チームと中・日両国記者のコミュニケーションの橋渡しを行う「スポークスマン」になったのも自然の成り行きといえる。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
8月3日の昼ごろ、体操女子日本チームは国家体育館での練習を終えた。陶コーチは記者取材に応え、「日本チームの仕上がりは極めて上々で、国家体育館練習場の状態も大変良好です」とコメントした。
陶コーチが日本でコーチになって8年経った。練習する鶴見虹子選手を初めて見た時、この少女の才能を一目で見抜き、自ら当時の彼女の指導者へ面会を申し込んだ。今年16歳の鶴見虹子選手は、2007年体操世界選手権で個人総合15位に入り、日本チームの団体総合12位に貢献した。これにより、体操女子日本チームは16年ぶりのオリンピック団体出場カムバックを果たした。
体操女子日本チームの練習を全力で支えるため、陶コーチは半年前に3歳になる息子を上海に戻らせた。「息子のことはいつも頭から離れません。今はインターネットで顔を見るだけですが、オリンピックが終われば飛んで会いに行きます」と語った。
「人民網日本語版」2008年8月5日 |