FESCO人材募集事業部の責任者によると、北京五輪は、中国の人材のクオリティや配置構造をチェックする役割を果たしているという。「京華時報」が伝えた。
同責任者によると、五輪大会の開催によって、各種人材の需要数は改善され、人材のレベルも向上した。「ポスト五輪時代」に突入する今年下半期は、さまざまな業界・職位の専門人材が大量に現れ、人材の育成構造の調整を促すことになるとみられる。
まず、データによると、北京や上海などの大都市では今後、ホテル業の人材が少なくとも50万人以上欠乏することになる。特に、テレフォン・オペレーター、ホテルサービススタッフなどの人材が緊迫するとみられる。
第2に、今年全国で少なくとも、1万人のスポーツマネージャーと7千人のスポーツエージェントが必要となる。五輪が終了すれば、スポーツエージェント、スポーツマーケット開発担当者、スポーツ営業担当者、スポーツ製品研究開発者、フィットネス・インストラクターなどの人材は、どれも引く手あまたとなるだろう。
第3に、北京五輪は中国翻訳業界に未曾有のチャンスを与えた。翻訳人材市場は現在、これまでにない活発さをみせている。
第4に、この2~3年以内は、観光業に引き続き好景気が続く。観光業と関連するマーケティング人材、観光プロデュース人材、営業担当者、経験豊富なガイドは、ひっぱりだこの人材となる。
「人民網日本語版」2008年8月5日 |