北京五輪の聖火トーチを乗せて世界各国・中国各地を飛び続けたチャーター機「オリンピック吉祥号」が5日午後4時20分、予定通り無事北京首都国際空港に着陸した。北京五輪最後の聖火リレーは6日から五輪開幕式当日(8日)まで、北京市内の18区・県と北京経済技術開発区の計19カ所で行われる。
3日間にわたる北京での聖火リレーでは、全長38.92キロメートルのコースを841人のランナーが8時間54分をかけて走る。リレーは途中、端門、天安門、金水橋、長安街、国家大劇院(劇場)、人民大会堂、天安門広場、北土城(熊猫ロータリー)、石景山遊園地、豊台総部基地、宣武区牛街、崇文前門箭楼、天壇の丹陛橋および祈年殿、万里の長城(八達嶺)、昌平鄭の各村、懐柔中影基地(映画撮影所)、密雲ダム、平谷影劇院(劇場)、順義県の燕京ビール工場および北京現代(ヒュンダイ)生産基地、通州大運河、東城地壇公園、房山周口店猿人(北京原人)遺跡公園、門頭溝、大興、北京経済技術開発区内の汽車城(自動車生産基地)、オリンピック青年キャンプなどを経由し、最終目的地の2008年北京五輪開幕式会場である国家体育場をめざす。
北京での聖火リレー最初のランナーは、中国初の宇宙飛行士・楊利偉氏が務める。聖火ランナーにはこのほか、▽スポーツ界から姚明、李永波、高健、葉江川、周継紅、常昊、劉愛玲の各氏ら▽文化・経済・教育界から張芸謀(チャン・イーモウ)、韓美林、徐沛東、郎朗、宋丹丹、郁鈞剣、呉敬璉、于丹の各氏ら▽その他著名人として、聯想集団(レノボ)総裁・柳伝志、国美電器総裁・黄光裕、大衆汽車集団(フォルクスワーゲングループ)中国地区総裁兼CEO・Winfried Vahlandの各氏ら――が参加する。
写真:5日、北京首都空港に到着した聖火
「人民網日本語版」2008年8月6日