北京五輪開会式終了2時間後の9日早朝2時、開会式の総合演出を手がけた映画監督・張芸謀(チャン・イーモウ)氏が北京五輪公式ウェブサイトのスタジオに駆けつけ、真っ先にインタビューに応じた。第29回五輪公式ウェブサイトが伝えた。
張芸謀氏は「写意の世界を通じて夢幻とロマンの雰囲気をつくり出し、世界の言語で中国人の思いを描き出すこと。これが開会式で表現したい境地」と話す。開会式では中国人でも外国人でも分かる方法で、格別に美しい中国のストーリーを展開。巨大な巻物が古琴の深く重い音色とともに開いた瞬間、見る人すべてを震撼させた。この長さ147メートル、幅27メートルの巨大スクリーンが中国5千年の歴史を映し出す。この場面から開会式が始まり、四大発明(製紙・羅針盤・火薬・活字)、漢字、戯曲、シルクロードなど中国の輝かしい文化が神秘的に一つ一つ披露された。
「人民網日本語版」2008年8月9日 |