ポールソン米財務長官は13日、「全米グリーンビルディング協会」を代表してLEED（エネルギーと環境デザインにおけるリーダーシップ）金賞を授与するために北京五輪選手村を訪れた。授賞式には選手村の陳至立村長（全国人民代表大会常務委員会副委員長、北京五輪組織委員会副主席）が出席した。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。

　ポールソン長官は「北京五輪では世界各地から集まった1万人に上る選手が激しくまたすばらしい戦いを演じているが、エコロジカルな五輪村は彼らに良い生活環境を提供している。さまざまな環境保護・省エネ技術が採用され、北京五輪を『最もエコな大会』にしている」と述べた。

　04年に科学技術部と北京市政府は米エネルギー省と「北京五輪クリーンエネルギー技術協力協定」に調印。北京市科学委員会と選手村の設計を担当する国奥公司は、エコ建築基準、ゼロ消耗建築、太陽エネルギーの利用、地熱ヒートポンプシステムなど多方面で、米エネルギー省のローレンス・バークレイ国立研究所など多くの機関と幅広い協力を進めてきた。

　「人民網日本語版」2008年8月14日