澳門(マカオ)特別行政区政府の陳致平・新聞局長と文綺華・観光副局長は14日に「2008北京国際プレスセンター」で行われた記者会見「澳門の観光業――多元的な発展で、挑戦を迎え入れる」で、澳門の観光業界の状況を紹介し、記者の質問に答えた。
陳局長は「今年はまだ中国澳門選手団として五輪に直接参加することはできなかったが、実は澳門は北京五輪のさまざまな活動に積極的に参加している」と指摘し、その例として、250人が参加した英国を始め、ポルトガル、アルゼンチン、ブラジル、モザンビーク、ロシア、アンゴラの計7カ国が澳門で直前合宿をしたことを挙げた。また、香港での馬術競技の馬の輸送において澳門空港がバックアップ空港の役割を果たし、北京でのボランティア活動に澳門から1500人が参加し、北京五輪開会式前の演出にも120人の学生が参加したことにも言及した。
IOCへの加盟については「現在積極的に努力している。2012年のロンドン五輪に中国澳門選手団として参加することが目標だ」と表明。中国オリンピック委員会から力強い支持を得ていることも明らかにした。
文副局長は「今回の北京での五輪開催を、澳門市民は1人1人がみな非常に喜んでいる。澳門の観光業界が北京五輪から直ちに見返りや収益を得られるわけではないが、長期的に見れば、澳門が五輪から得るものは大きい」と述べた。
「人民網日本語版」 2008年08月15日 |