日本オリンピック委員会(JOC)の竹内浩・広報委員によると、23日午後に行われたシンクロのチーム・フリールーティンの演技終了後、日本チームの小林寛美が過呼吸で失神した。小林はすでに意識を回復している。「華奥星空」が伝えた。 同種目は同日午後、国家水泳センター「水立方」で行われた。日本チームは6番目に出場し、8人の選手が演技を行った。演技終了後、プールの縁へと移動するはずの選手たちは、緊張した表情でプールの中央から動かなかった。この光景を見ていた観衆やメディア関係者は最初、実力を発揮できなかったことに選手たちが意気消沈しているのだと思っていた。だが2~3分後、日本チームのメンバーに何かが起こったということがわかり、救命員がプールに飛び込んだ。まもなく1人の選手が救助員の助けでプール縁まで運ばれた。他の7人はそれからやっとプールを上がったが、審判員による採点はこの時すでに終わっていた。シンクロの試合では普通、演技の終わった選手がすぐにプールから上がり、審判の採点を待ち、採点終了後に審判と観衆に手を振って会場を後にする。 竹内委員によると、小林寛美の失神は過呼吸によるもの。敏感な性質で緊張しやすい小林は、以前にもこのような症状を起こしたことがある。現在は意識を回復し、ベッドに座っているという。 「人民網日本語版」2008年8月23日 |