第11期全国人民代表大会第3回会議は、7日午前10時から11時半まで、北京･人民大会堂の3階のある「金色ホール」で記者会見を開き、中国外交部の楊潔チ部長が中国の外交政策や外国との関係について記者の質問に答えた。

中央テレビ局：上海万博に関する外事活動は、外交部の2010年の重点活動であると楊部長は話しているが、上海万博に対してどのような期待を抱いているのか。また万博開催が成功するために外交部はどのような作業に力を入れるのか。

楊部長：｢万博外交｣は、確かに中国の今年の重点外交活動の一つである。現在までに約190の国と50余りの国際組織が出展の申し込みをしており、万博期間中には188カ国の｢パビリオンデー｣や、39の国際組織の｢栄誉日｣のイベントが開催される。その時には100人近くの外国政府の要人や、数百万人の外国人観光客が上海を訪れる見込みだ。

今回の万博は、発展途中国で開催される初の万博であり、経済や社会、科学技術、人文分野における盛会というだけではなく、さらに外交分野での盛会でもある。｢3人の者が同行すれば、その中にはきっと何か学ぶべきものを持っている人がいる｣という言葉のように、これは中国が世界や各国の人たちに学ぶよいチャンスである。

次の段階として私たちは、外国政府の要人や外国人観光客が、上海や中国各地に観光に訪れる準備に取り組む。私は、上海万博は必ず成功し、素晴らしく長く記憶に残る盛会になると信じている。

｢チャイナネット｣　2010年3月7日