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japanese.china.org.cn |30. 04. 2021

30年ぶりの再会 仏写真家と広西「天秤棒お母さん」の物語

タグ: 広西 チワン族 自治区 外国人 民族風情

 曲がりくねった砂利道、慣れた荒山の斜面、フランス人カメラマンとの突然の出会い。

 

 32年前、広西チワン族自治区在住のトン族女性の陽奶群建さんの笑顔がフランス人カメラマンのヤン・レイマさんに撮影された。彼女は天秤棒を担ぎ、微笑みながら驚いた表情をし、見知らぬ人への気遣いも感じられる。



 ビデオチャットで再会し、茶畑で茶摘みをする中国の「天秤棒お母さん」とフランスにいるヤン・レイマさんは感動し、喜んだ。


 ヤン・レイマさんは、「30年以上前に戻ったような感覚になった」と話した。


 コロナ禍で直接会えなくても、オンラインで交流することにより、互いの笑顔を見て時空を越え、瞬にして距離を一縮めることができる。


 「天秤棒お母さん」こと陽奶群建さんは広西チワン族自治区三江トン族自治県独峒鎮唐朝村に住む普通のトン族女性である。32年前、ヤン・レイマさんは帰省する陽奶群建さんを撮影した。これが2人の出会いだった。


 当時は、子供を連れていた陽奶群建さんは天秤棒を担ぎ、2人の息子を天秤の両側に乗せていた。この写真はヤン・レイマさんが2020年に出版したトン族の風景を記録した新書『歌海』の表紙に採用された。

 


 ヤン・レイマさんは当時、山奥のトン族村に入った最初の外国人の1人で、陽奶群建さん親子が西洋人と会ったのはこの時が初めてだった。


 「当時、子供たちは少し怖がっていた。ヤン・レイマさんが来る前に外国人にあったことがなかった」。今年56歳の陽奶群建さんは当時の情景を思い出し、彼女のシンボルである笑顔を浮かべて言った。

 

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