羅布さん(40)は喫茶店を経営している。店内に入るとバター茶の濃い香りが漂う。羅布さんの四人家族はかつて瑪尼村の山で暮らし、農作業と牛の放牧により生活を維持していた。貧困対策としての移住で共康村に移ると、彼女は村による料理人訓練に参加し、貯金を利用しこの喫茶店を開いた。現在の1年間の手取りは3万元余りで、さらに村の各種政策の利益分配により、年収は6万元弱にのぼる。「以前は谷の家で暮らし、とても不安だった。多くの安全リスクがあり、交通の便も悪かった。ここに引っ越してからはすべてが便利になり、活き活きと暮らせるようになった。党の良き政策に感謝している。私もこの手で富を築く自信を持っている」