気候変動により干ばつが多発するなか、ケニアの降水の遅れと降水量の減少が常態化しており、有名なマサイマラ国立保護区が深刻な影響を受けている。毎年7−9月はタンザニアの乾季で、ヌーやシマウマを中心とする数百万頭の動物が水源と草を求め、タンザニアのセレンゲティからケニアのマサイマラに移動する。今年は干ばつの影響を受け、マラ川の水位が過去最低まで下がり、現地を訪れる野生動物が大幅に減少している。