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japanese.china.org.cn |18. 08. 2022

10年で貧困から脱却した甘粛省 グリーンな発展に向かう

タグ: 甘粛 脱貧困 農村振興
中国網日本語版  |  2022-08-18

 中国の西北部に位置する甘粛省はかつて、中国の脱貧困攻略の任務が最も困難な省の一つだった。甘粛省の多くの地方はかつて、全国で最も貧しいと言える状況だった。

 

 中国が新時代の脱貧困攻略の幕を開け、予定通り脱貧困攻略の目標・任務を達成し、積極的に農村振興を促進するまでの10年で、甘粛省には大きな変化が生じた。

 

 75の貧困県がすべて貧困のレッテルを剥がし、552万人の農村建档立卡貧困人口のすべてが貧困から脱却した。全省のGDPが1兆元の大台に乗った。都市と農村の姿が日々大きく変わり、人々の生活が大幅に改善された。


 

 生態の変化

 

 祁連山は中国の重要な生態機能エリア、生物多様性保護優先エリアの一つだ。また世界の寒冷地遺伝資源バンク、野生動物移動の重要なルートだ。

 

 2017−21年にかけて計195億元の中央・省級各種生態保護資金が祁連山地区の生態環境ガバナンスに投じられた。今や祁連山は生態緊急修復を完了しており、ユキヒョウ、チベットノロバ、クチジロジカなどの長年めったに見ることのできなかった希少動物が頻繁に姿を現すようになった。

 

 良好な生態環境は緑の富だ。蘭新高速鉄道山丹馬場駅が2021年に稼働開始すると、千年の馬場が「高速鉄道時代」に入り、賓客を迎えた。


 

 農村の美

 

 10年前、甘粛省の86県・市・区のうち58が国の集中連片特別貧困地区に指定された。全省の農村人口に占める貧困人口の割合は4割弱だった。

 

 10年間の正確な支援、産業による貧困者扶助、貧困者支援のための移住、支援協力などの措置により、甘粛省の75の貧困県のすべてが貧困県の指定を解除された。7262の貧困村、552万人の農村建档立卡貧困人口のすべてが貧困から脱却し、絶対的貧困の問題が解消された。甘粛省は2021年より農村振興戦略を全面的に実施しており、隴原の農村のすべてが更新されている。


 

 緑の力

 

 甘粛省は2006年に豊富な風力資源を利用し、河西風力発電回廊を建設することを決定した。風力発電産業の発展から着手し、甘粛省を国の重要な新エネ拠点、新エネ設備製造拠点にすることを決めた。


 

 今や岩石砂漠の無限の風力・太陽光資源が、尽きることなく「グリーンな電力」に変換されている。東西を跨ぐ超高圧ルートを通じ、20以上の省・直轄市の各世帯に送電されている。新たな発展理念のもと、甘粛省は美しい中国を建設するため持続的に大きな力を注ぎ、中国のCO2排出ピークアウト及びカーボンニュートラルの目標達成を支える。


 「中国網日本語版(チャイナネット)」2022年8月18日