金沙江白鶴灘水力発電所の最後の発電機が20日、72時間の試験運転を順調に完了し、正式に稼働・発電を開始した。世界的に技術の難易度が最高、1基あたりの発電設備容量が最大、全体の設備容量が2位の水力発電所である白鶴灘水力発電の、すべての発電機が稼働・発電を開始した。
白鶴灘水力発電所は、四川省寧南県と雲南省巧家県の境界を流れる金沙江の本流にあり、全体の発電設備容量は1600万kW。中国が実施する「西電東送」(西部地域で発電した電気を東部地域に送電)の国家重大プロジェクトで、中国が独自に開発した単一設備容量が世界最大(100万kW)の水力発電機を16基設置。