東北地区のビジネス環境に変化　投資の沃土として脚光を浴びる

　投資総額が120億元を超える連順グリーンバイオ医薬産業プロジェクトが黒竜江省で完成し、生産開始した。投資総額が300億元を超えるアウディ一汽新エネ車プロジェクトが長春市で着工された。華晨BMWは約100億元を投資し瀋陽市で新型動力バッテリープロジェクトを建設すると発表した。

　東北3省は過去1年、需要の疲弊、供給の衝撃、マインドの悪化という3つの試練を乗り切った。経済運行が安定化・回復し、市場に新たな光景が見られた。

　逆境のなか手にした新規投資

　2022遼寧国際投資貿易商談会は、300件超のプロジェクト、5000億元弱の契約額という成績表を披露した。黒竜江省振興発展協力交流大会では、118件・投資総額1500億元超のプロジェクトが調印された。長春市で開かれた第7回世界吉商大会では69件のプロジェクトが調印された。契約額は660億元超。

　一連の外資系企業が過去1年に渡り、引き続き東北に投資し生産を拡大した。中国東北振興研究院の李凱副院長は、「市場の嗅覚は最も鋭く、反応は最も直接的だ。多くの不確実要素に直面した民間資本及び外資が次々と東北を選択したのはチャンスのためだ」と述べた。

　東北という沃土は、新時代により大きな責任感と行動を示している。経済貿易協力の新たなパートナーと新たな分野により、対外開放の新たな前線基地を構築する。