全人代の李楠楠代表、介護業界で献身的に働く

「働きぶりがよく、親しみやすい」これは全国人民代表大会の李楠楠代表が多くの人に与える印象だ。李氏は介護業界で十数年働き、高齢者から「良き孫娘」と呼ばれ、同僚からは「大黒柱」とされている。

衛生学校を2010年に卒業した李氏は江蘇省南通市の大病院に就職し、身体検査と血液検査を担当した。仕事は楽で、ストレスがなかった。李氏はある日の退勤中に介護施設を通り過ぎ、そこで生活する高齢者を目にし、思いが千々に乱れた。「私は祖父母に育てられ、高齢者を見ると親しみを覚える」李氏は「吾が老を老として、以て人の老に及ぼす」を思い、介護施設で働くことを決めた。

方言を学び現地の高齢者により良く奉仕し、孤独な高齢者の心の扉を開き、要介護の高齢者の痰を取る。細々とした日常業務により李氏は絶えず成長し、同僚と共にいたわりの気持ちを持ち細やかかつ粘り強く高齢者を介護し、彼らの心の支えになっている。

李氏は近年、現場の介護を続けつつリサーチに取り組み、末端介護事業を系統的に思考している。李氏は、医療・介護結合の介護施設の人材チームの建設を高度に重視すべきと考え、介護職員の賃上げ、出世ルートの構築、社会的なステータスの向上などの面から、より多くの優秀な若者を介護業界に集めることを提案した。自発的にこの業界を訪れ、長く留まり、しっかり働き、高品質のサービスで日増しに拡大する高齢者介護の需要を満たすよう提案した。