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japanese.china.org.cn |22. 02. 2023

中国の古城、文化保護と観光開発で活気づく

タグ: 古城 名勝 文化 観光 開発
中国網日本語版  |  2023-02-22

 あるシリア人留学生が今年の春節中、中国の友人と共に山西省晋中市の平遥古城を訪れた。「古城は歴史の縮図だ。古城は私たちの最優先の目的地だ」

 中国域内には数十カ所の保存状態が良好な古城がある。各地の古城風景名勝区は近年、深い文化の中身と多元的な展示方法により異彩を放ち、文化保護と観光開発が同時進行する古城経済モデルを形成した。

 


 山西省忻州市の忻州古城は1800年以上の歴史を持つ。古城内には現在500を超える店が並び、衣食住や文化財・古跡などの各種消費シーンを網羅している。旧暦の12月30日から1月6日にかけて風景名勝区を訪れた観光客数は60万人超で、売上は1402万9400元。


 山西省の太原古県城では、282の業者が地域飲食、無形文化財お土産品、博物館など一連の特色ある資源を取り扱っている。うち国家級無形文化遺産は9件、省級以下無形文化遺産は15件。また活字印刷、山西梆子、影絵など12の独立した研究・学習機関を設置。優秀伝統文化の伝承と発展に確かな物的基礎を提供している。

 山西大学経済・管理学院の耿曄強教授は、「古城は文化と経済の担い手として、保護・開発の過程で文化観光圏を形成し、現地の経済発展と文化財保護を効果的にけん引できる。同時に文化財、観光、社会資本などの各方面も連携を強化し、この新興経済モデルの発展を共に促進するべきだ」と述べた。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年2月22日