アジアの陸上で最も深い1000トン井　中国の「深地1号」に新たな進展

　中国石油化工集団(中国石化)は14日、同社の「深地1号・順北油ガス田拠点」プロジェクトに再び進展があったと発表した。順北84傾斜井の試験掘削で豊富な油ガスを取得した。生産量は原油換算で1017トンで、順北油ガス田の22番目の「1000トン井」(1日の単一の生産量が原油換算で1000トンを超える油ガス井)になった。同井の垂直深度は8937.77メートルで、アジアの陸上で最も深い1000トン井だ。

　深層と超深層は現在すでに中国の油ガス発見の主陣地になっている。順北油ガス田はタリム盆地の中西部に位置する。タリム盆地の超深層油ガス資源量は全国の各大盆地の中で首位で、調査・開発の高い潜在力を秘めている。順北油ガス田の平均埋蔵深度は7300メートル超で、世界の陸上で最も深い商業開発油ガス田の一つであり、「深地1号」とも呼ばれる。

「中国網日本語版（チャイナネット）」2023年3月15日