中国人科学者、ブラックホールの新写真を公開

　2019年4月に発表されたドーナツのような、人類史上初のブラックホールの写真を覚えているだろうか。ブラックホールの新しい写真が4年ぶりに公開された。今回のものは前回より50%弱大きく、長い「尻尾」もある。

　中国科学院上海天文台の路如森研究員が率いる国際チームはミリ波帯の新たな観測により、初めて電波天体「M87」のブラックホールの影と、ブラックホールの中央に吸い込まれる物質の環状構造、及び宇宙ジェットを同時に撮影した。写真は中央の特大質量のブラックホール付近の降着流とジェット気流の起源の間の関係を示した。路氏はチームを代表し26日にこの成果を発表した。関連研究も国際的な学術誌「ネイチャー」の最新号に掲載された。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2023年4月27日