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japanese.china.org.cn |29. 06. 2023

大海原の気象観測員、孤独に海を見守る

タグ: 海洋 渤海 気象 観測 テクノロジー
中国網日本語版  |  2023-06-29


 渤海埕北Aプラットフォームは中国海洋石油集団の海上石油生産プラットフォームだ。渤海西部に位置し、陸から74カイリ離れており、移動には船で通常4時間半かかる。「海上ぼっち気象観測所」の名で親しまれる、渤海で唯一当直員を持つ海上プラットフォーム気象観測所は、同プラットフォームU/Aヘリポートの隣に位置する。ここの35年連続の気象データは、海洋気象観測・予報・サービス及び海洋強国戦略の重要な支柱で、海洋気象業務能力の向上に対して重要な意義を持つ。

 楊文傑氏はこの気象観測所の観測員で、2003年末に父からバトンを受け取り第2世代の海上気象観測員になった。楊氏はこのプラットフォームを20年間守っている。楊氏は毎週プラットフォームの頂部で、海面から測って高さ30メートル弱の足場に立ち気象観測設備を整理する。足元は大海原で、遠くを眺めると海が無限に広がり、空と一色になる。

 楊氏は常に父からの言葉を思い出す。「現在の気象テクノロジーには大きな変化が生じたが、人が不可欠な場所も残されている。だからお前のような学があり、苦しみに耐えられる若者が必要だ。お前が観測したすべてのデータは人々の生活と密接に関わっている」

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