海軍病院船「和平方舟」号、5カ国歴訪を終え帰国

　「和諧使命-2023」の任務を遂行する海軍病院船「和平方舟」号は19日午前、キリバス、トンガ、バヌアツ、ソロモン諸島、東ティモールの5カ国の友好訪問及び人道主義医療サービスを無事完了し、浙江省舟山市の母港に順調に帰還した。

　「和平方舟」は7月3日に出港すると東中国海を離れ、宮古海峡を通過し太平洋に入り、赤道を跨ぎ時計回りで南太平洋4カ国を歴訪すると、トレス海峡を通過しアラフラ海に入り東ティモールに到着した。さらにオンバイ海峡、モルッカ海峡、フィリピン東沖を通過し北上し、台東水道を経て東中国海に戻った。航行日数は79日、総航続距離は1万2000カイリ以上。

　任務の全人員は任務期間中、限りなき愛と優れた医術により健康の使者、平和の使者、友好の使者になった。「和平方舟」は訪問国の96人の元首及び軍・政治高官、国際機関、各国使節団、華僑華人、現地の軍人・警察官・民間人など46回・延べ1779人を迎えた。甲板レセプションを5回、学術交流を23回、文化交流を10回行った。トンガ海軍と初の合同演習を行った。訪問国における高頻度で多分野の深いレベルの広い交流において、国際的な義務を積極的に果たす中国の大国としてのイメージを十分に示した。中国軍の平和を愛し、平和を守る誠意ある態度を示した。