中国共産党の胡錦涛総書記が中国共産党17回全国代表大会の開幕式で行った報告の中の腐敗反対と清廉提唱に関する論述をめぐり、党大会に参加した代表が、熱烈な討議を行なった。
代表たちは、「中国共産党幹部の主流はよく腐敗したものはごく少数しかいない。共産党はこれらの少数のものに対しても厳しく処理しなくてはならない」と強調した。
代表たちは、「16回党大会以来、関連部門は民衆の要請に応じ、民衆の利益を損なった不正を正し、民衆の負担を確実に軽くした。民衆が最も関心を持つ問題と重視し、最も直接な現実的利益を考慮した上で、市民の身近に起きた腐敗問題を取締るのは、ここ数年の腐敗反対と清廉提唱の活動の特徴であり、人を最優先するという共産党の理念と民衆のため執政せよという要求の現れである」と語った。
代表たちは、また、「腐敗を取締ると同時に、中国は、長期的な抜本的制度の構築に力を入れるべきで、腐敗反対の規範化、制度化、秩序化を目指すべきだ」との認識を示した。
代表たちは、更に「腐敗取締りは、系統的なプロジェクトであり、全社会の参与が必要である。17回党大会の報告の要求に基づき、腐敗反対と清廉提唱を一層重視して、全共産党員と全国人民の努力に依拠すれば、共産党の整備と腐敗取締りは、必ず新しい効果を収めるだろう」と強調した。
「中国国際放送局 日本語部」より2007/10/19