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出稼ぎ農民労働者の半数が労働組合に加入

中国共産党第17回全国代表大会の代表で中華全国総工会(労働組合の全国組織)の孫春蘭副首席は18日、記者の取材に応じ、中華全国総工会の農民工(農民労働者)の会員数は今年9月末までの全国統計で6197万人となり、農民労働者全体の約51.6%に達したとした。「新華網」が伝えた。

孫春蘭副首席によると、農民労働者の多くは、個々に出稼ぎに出る上、流動性が高いなどの特徴があることから、近年は、プロジェクト単位、市場単位、ビル単位、地域コミュニティ単位、業界単位別など様々な形の労働組合連合会の結成を進めてきた。これにより、農民労働者を労働組合に組み入れやすくなり、労働組合組織の会員数が伸びてきたと説明。

各級の労働組合は、これまで農民労働者の合法的な権利を保護することに力を入れてきた。雇い主が、労働契約を交わさないケースや、「不利な契約」を結ばせるケースに対し、直ちに調査して処分をするなど、労働契約を交わす上での、アドバイスやサポートをしている。また、給与の未払い問題に関して、労働組合では主に、滞納金の支払いがされるよう問題解決にあたっている。さらに、社会保障を推進した結果、今年の7月末までの統計で、傷害保険に3207万人、医療保険に2733万人が加入した。これは、全国の農民労働者の26.73%と22.78%にあたる。

「人民網日本語版」2007年10月19日

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