民主政治
当選すれば地元のGDP総額を4倍増にしてみせると約束した陳国華氏は三の二の得票で重慶市渝北区竜興鎮の共産党委員会書記に選ばれた。三年前に始まった党委員会書記の「公開推せん、直接選挙」という末端における政治体制の改革はすでに重慶市、四川省、湖北省の200あまりの郷・鎮で実施されている。全国ではさらに90%以上の行政単位としての村が村民委員会の直接選挙を実施している。中国共産党は政治体制改革を前へと押し進めている。2002年の中国共産党第16回全国代表大会から始まった「積極的かつ安定的に促進する政治体制改革」を踏まえ、今回の17回党大会では「政治体制改革の深化」を打ち出した。今年開催された第17回党大会の出席代表の差額選挙比率は15%を上回り、5年前の第16回党大会より5ポイント増えた。数カ月前には自動車工学専門家の万鋼氏と医学専門家の陳竺氏がそれぞれ科学技術部と衛生部の部長(閣僚級)に任命された。「民主」という言葉は第17回党大会の報告で60回あまりも提起された。胡錦涛総書記は「それぞれの層、各分野からの人々の秩序ある政治参与度を増大し、最も広範な人々の法による国の事務と社会事務の管理への参与を働きかけ組織する」べきだと強調した。アメリカのある学者は「中国共産党は活力に満ちた有機体の再構築を目指す政治体制改革をおしすすめている」と評している。
「チャイナネット」2007/11/08