問:第17回党大会代表の選出でいかに民主を拡大していくかは、皆に注目されている問題であるが、この方面にどのような新しい措置を講じたのか?
答:過去の何回かの党大会の代表選出を見ると、真摯に民主集中制の原則を貫徹し、党内民主を発揚し、党員の民主的権利を適切に保障し、広範な党員の積極性と主動性を喚起した重要な経験がある。第17回党大会の代表選出は過去の経験を基礎として、時代と共に進歩し、さらに一歩進んで党内民主を発揚させ、大衆路線に相応の実際的措置、新たな措置、方法を講じている。第17回党大会の代表選出の各方面、各段階の全プロセスにおいて、大衆路線を歩み、十分な民主の発揚が見られている。その新たな措置は以下の通りである。
第一に差額選出の比率が拡大し、選出単位が党代表会議を招集して正式に選出を行い、代表候補者人数は一般的に選出定数より15%以上多く、差額比率は第16回党大会より5%増えており、選択範囲がさらに拡大され、さらに優秀な党員を選択できるようになっている。
第二に県クラスと地市(省と県の間にある行政単位)クラスの党委員会が上級報告した推薦代表候補者の人選に関する決定は、過去の常務委員会の討論決定から常務委員会が指名し、委員会全体会議で討論決定する方式に改められ、代表候補者推薦段階の民主化がより拡大、改善され、人選の推薦がより正確になっている。
第三に代表候補者の初歩人選に対して考察予告を実施する。選出単位は代表候補者を当該選出単位範囲内に適切な方法で公示し、広範に意見を聴取する。
第四に各省、自治区、直轄市は代表候補者を確定する前に、民主党派、工商業連合会、無党派人士に報告し意見を聴取することになっている。これはこれまでになかった手順ではあるが、この手順は重大かつ積極的な影響をもたらすことになろう。
第五に生産の第一線で働く代表の比率の向上。中央直属機関、中央国家機関は同比率を維持する以外、その他の選出単位の生産第一線代表の比率は、一般に第16回党大会に比して5ポイント向上する。
第六は代表選出についての報道の強化。第17回党大会代表選出は重要な党内活動である。党の第16期第4回中央全体会議による党務の逐次公開、党組織活動の透明度の増強の要請に基づき、適時にマスメディアを通じて第17回党大会代表選出の部署手配、手順方法及び関連要請を発表すると同時に、代表選出の各段階において適時報道する。
問:最後に第17回党大会代表選出の組織指導、実施面でどのような具体的措置、要請があるか?
答:党中央は第17回党大会の代表選出を高度に重視し専門機構を設立している。該専門機構は中央政治局の指導の下で具体的な組織活動を実施し、各クラス党組織に対して具体的な要請を提出する。
第一に責任を明確にし、着実に実行する。各選出単位党委員会は代表選出を日程に組み入れ、主要責任者は的確に責任を負い、関連職能部門は業務の指導を強化する。党性が強く、正義を重んじる、経験のある幹部を選んで、この業務を担当させる。
第二に厳格に党規程に基づいて業務を行なう。推薦指名、代表候補者初歩人選、予備人選の確定及び代表の選出を包括する選出過程において、厳格に党規程の関連規定を遵守し、党の民主集中制を貫徹し、充分に党内民主を体現し、選出者の民主的権利を尊重、保障し、選出者の自己意志の表現に対する妨害活動に断固として反対し、これを防止する。
第三に厳正に紀律を引き締める。真摯に各項目紀律規定を実行し、断固として贈賄による票獲得などの不正行為を禁止し、清廉な選出の確保に努力する。被選出者に関連する問題に対しては、真摯に事実を調査する。選出過程で発生した問題に対しては、真摯に研究し適切に処理しなければならない。
第四に思想政治面の業務を適切に行なう。我が党の政治的優位性を充分に発揮し、多種類の有効な手段を運用して、末端組織と広範な党員の代表選出に参与することを激励し、党員を教育して党性修養を強化し、社会主義栄辱観を自覚的に実践し、政治を重んじ、団結を重んじ、大局を考慮し、紀律を守り、厳正、真摯に、積極的かつ周到、慎重に自己の民主的権利を行使する。各クラス党組織は高度な政治的責任感と慎み深く入念な態度で、心を込めて組織し、周到に手配し、第17回党大会代表選出の円満な完遂を確保しなければならない。
「チャイナネット」資料2007年6月