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中国鉄道60年 |
発信時間: 2009-06-15 | チャイナネット |
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1997年から現在まで 高速鉄道時代への突入 1997年、中国の鉄道運行速度は遅く、最も早いものでも時速120キロほどで、鉄道旅客列車の平均時速は48キロであった。この期間には高速道路が発達し、鉄道輸送は速度が遅いために遅れたものとみなされた。そのため、鉄道部は速度を速めることに重点をおきはじめる。
1994年、中国初の高速鉄道、広深鉄道(広州から深圳)が建設され、開通した。その旅客列車の速度は毎時160~200キロで、広深鉄道の建設は質的に大いなる飛躍をとげたばかりでなく、これの科学研究や試験、技術導入や開発などによって、中国の高速鉄道の先鞭をつけ、中国の鉄道高速化の起点となった。
1997年4月1日、中国の鉄道は第一回の大規模スピードアップがおこなわれた。京広、京滬、京哈の三大幹線が全面的にスピードアップし、北京・上海・広州・瀋陽・武漢などの大都市を中心として最高速度140キロ、平均速度時速90キロの40往復の快速列車と64本の夕方発で朝つく夜行列車が運行した。全国旅客列車の平均速度は時速48キロから55キロにアップした。
2007年4月1日までに、中国では6回のスピードアップをおこない、時速が200キロを超える旅客列車を大量に投入した。貨物列車の時速も120キロを超え、90年代初めに比べると3倍のスピードとなった。
2008年6月、天津・北京間の京津城際鉄路が開通し、最高時速は350キロ以上となり、世界で最も早い列車となった。北京から天津まで今まで1時間半かかっていたものが30分に短縮された。運行時間の短縮は、北京と天津を事実上、同じ都市圏とした。現在、京滬(北京・上海)高速鉄道がすでに着工しており、2010年に完成する予定である。
高速鉄道の発展は、輸送力を高めただけでなく、李富平のような鉄道旅行の常連者に大いなる利便をもたらした。
2020年までに、中国は省都と大中都市間の快速客運ルートをつくり、高速客運専用路線を1.2万キロ以上建設して、中国高速鉄道の基本の骨組みとし、中国主要幹線鉄道の運輸力不足を解決し、社会経済発展のための需要を満足させる予定である。
スピードがアップすると同時に、鉄道建設の距離もさらに拡大している。2007年7月1日、青蔵鉄道(青海・チベット鉄道)が開通し、世界でも海抜がもっとも高いところを走る鉄道となった。これはまた鉄道建設が最も難しい場所でもあった。これにより、中国のすべての省に鉄道が通った。 |
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