中日国交正常化35周年にあたり、日本の歌舞伎役者で人間国宝の坂田藤十郎さんが9月、歌舞伎の古典2作を伴なって中国を訪問する。「北京娯楽信報」が伝えた。
藤十郎さんは、70代とは思えない元気な姿を記者会見で見せた。今年9月に公演される2作はいずれも近松門左衛門の作。舞踊「英執着獅子」では獅子と若い女を演じ、喜劇「傾城反魂香」では藤十郎さん父子が共演する。
藤十郎さんは今回の中国公演に自信を語り、中国の観衆、とりわけ若い人たちは歌舞伎の芸術を気に入るはずだと述べた。歌舞伎はほとんどが家庭や愛情に関する内容だが、話の筋は比較的簡単だ。しかし藤十郎さんは、中国の観衆によりよく理解してもらうため、しっかりとした字幕を用意すると述べた。
「人民網日本語版」2007年7月3日