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中日友好:理解が友好の前提 交流は理解の前提

1984年に日本各界の青年が参加し、中国の青年と交流を行ったイベント、「3000人訪中団」の元メンバーと最近中国を訪問した新世代の青年たちを対象とした取材が行われた。この大規模調査は社会学的な意義において、日本国民の特定グループにおける「中国観」の変遷を窺うことができたほか、交流と実体験こそが認識と理解の前提であることが明らかになった。

取材に応えた日本の青年は、「実際に見る」、「自分の目で観察する」、「自分の判断力を養う」ということを述べ、日本の現代の「知中派」の基本理念が窺えた。同時に両国間にかつて起こった悲劇は日本の軍国主義時代の特定の精神構造がもたらしたところが大きく、この構造から抜け出さなければ歴史や客観的な事実に対する判断は困難となる。日本の青年が独立した精神で「自分の目で中国を見る」ことは意義がある。

また、直接対面して交流することが中日の理解を促進する効果的な方法だとも述べている。直接の交流は往々にして、単純な刷込みの効力を失わせ、文化的な誤解を減らし、異なる国家や異なる民族間の理解と寛容度を高め、中日が「戦略的互恵」関係を築く上での精神的な基盤となる。

筆者は1980年代に日本で駐在記者をつとめたことがあり、日本の友好団体に対して強い印象を持っている。多くの人は宗教にも似た情熱を持って中日友好事業に従事しており、これは世界の国ではあまり見られない現象だ。現在、日本の中日友好関係者は多くが高齢となり、徐々に少なくなっている。民間の青年の新しい世代が中国をどのように見ているかが注目される。

理解は友好の前提で、交流は理解の前提だ。取材を受けたある人は、高齢の世代は勇気と信念を持って中日関係の道を拓いてきた、現在は中日友好の起点を忘れず、直接対面しての交流を重視すべきだ、と述べている。今年6月に胡錦濤国家主席が中日青年世代友好聯誼夜会に出席した際に、84年の日本青年3000人の訪中は中日青年交流史における大きな出来事で、20年以上にわたって当時の参加者はそれぞれの場所で中日両国人民の友好促進に努力し、中日友好事業推進のために積極的な役割を果たしてきたとし、これも「直接対面式の交流」の大きな成果だと言えるだろうと評価した。

「人民網日本語版」2007年8月24日

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