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両会代表・委員の提言
発信時間: 2010-03-04 | チャイナネット

■劉希平代表「就職難の解消を」

浙江省教育庁長の劉希平代表は「今年の大学卒業生は昨年より多く、就職状況も依然厳しい。だが私たちは、この対策を達成する自信がある。まず、経済は安定・回復基調にあり、ファンダメンタルズも改善され続けている。これによって大学生の就職環境は改善されている。次に、昨年制定された一連の支援策が、今年はより存分な役割を発揮する。このほか、卒業生の就職選択もより理性的、現実的になっている。私たちも実践の中で、就職観を転換するよう卒業生を導き、経済・社会発展のニーズや自らの成長に適した職を選択するよう奨励していく」と語る。

 

■陳仲強委員「患者に満足を」

北京大学第3病院院長の陳仲強委員は、受診難や医療費の高さを解決する1つの突破口として、平均入院日数の短縮を提言する。診察の流れを改良することで、平均入院日数を短縮する。これまでCTなど大きな検査を受ける場合、結果を知らされるまでに平均4日、ひどい場合は1-2週間もかかっていた。検査・映像部門を統合して、各科の運用を加速する潤滑剤にする。採血を1日中できるようにすれば、ほとんどの化学検査は当日中に結果が得られる。こうして病院は仮想病床を増やし、患者は医療費を抑えることができる。平均入院日数を1日短縮するごとに、病床は108床増え、受け入れ可能な患者数は4138人増え、患者の負担する医療費は平均9.59%下がる。医療サービスの質も低下しない。

 

■周洪宇代表「教育に公平を」

湖北省人民代表大会常務委員会副主任の周洪宇代表は「教育の公平は、社会の公平の出発点にして核心であり、調和社会の礎石だ。今年、各級党委員会・政府は、教育の公平性の促進において、さらに大きな役割を発揮する。義務教育の均衡ある発展の促進は政府の重要な職責だ。政府は義務教育の均衡ある発展を力強く促し、義務教育を平等に受ける権利を一人一人の児童・少年が享受できるようにする。この均衡には、異なる地域間または都市・農村間の均衡ある発展や、同一区域内の学校間の均衡ある発展が含まれる」と指摘する。

 

■王偉成代表「住宅価格の安定を」

江蘇省常州市市長の王偉成代表は「低所得家庭の住宅難を解決するとともに、不動産市場を安定化し、より多くの一般市民が適切な住宅を持つことができるようにすることは、各級党委員会・政府にとって道義上避けられない責任だ。需給の均衡は、不動産の安定した健全な発展を確保する上で基本となる。不動産市場の理性的発展を実現するため、政府には冷え込みを調整し過熱を抑える役割が求められる。常州市は冷え込み調整面では、経済成長が最も困難だった09年初め、不動産市場が低迷した際に、江蘇省の中で先んじて各種の措置を講じ、不動産業の成長を刺激した。過熱抑制面では、住宅市場が過熱し、住宅価格が高騰した際、直ちに刺激策を停止し、土地供給・新規住宅流通量を厳格に抑制して、不動産市場の成長を安定させた」と指摘する。

 

■豊立祥代表「農民に安心を」

山西省大同市委員会書記の豊立祥代表は「農業生産資材補助金は増額の一途をたどり、優遇政策も引き続き重視されている。党中央と国務院は今年、新たな優遇政策を打ち出し、再び農民に安心を与えた。実地調査では、農民への支援がどんどん強まり、耕作意欲がどんどん高まっていることを深く感じた。中央の第1号文書は04年から7年連続で『三農(農業・農村・農民)』に関するものだ。毎年新たな政策が打ち出され、毎年『福袋』が贈られている。だが基数が高まっているため、維持は困難で、突破はさらに困難だ。このため、今年の『三農』新政策は、特別に重要な意義を持つ。農村優遇策は緩まず、農村強化策は弱まらない。良い政策をその通りに農村で実施し、耕作農民に損をさせないでこそ、農業生産への将来的効果は強まる。農業の基盤を打ち固めてこそ、経済成長は持久的原動力を得られる」と指摘する。

「人民網日本語版」2010年3月4日

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