外交部の秦剛報道官は3日の記者会見で、国務院の温家宝総理が近く行なう日本訪問は重要な出来事であり、中日関係を引き続き改善し、発展させるうえで重要な意義を持つ、と述べた。
秦剛報道官は、中国側はこの訪問を通して、中日戦略互恵関係の内包を確立し、経済貿易協力メカニズムを整備し、両国の教育、文化、青年の長期にわたる交流を促進し、中日善隣友好関係の発展を促進することを願っている、と述べた。
中日双方は、両国関係の発展を影響を及ぼしてきたした政治的障害を克服し、両国関係の健全的かつ安定した発展を促進することですでに合意している。歴史問題に適切に対処することは中日関係の絶えまない発展のカギとなっている。双方が「平和共存、世々代々友好、互恵協力、共同発展」の道を着実と歩み、中日関係の当面の改善の趨勢を大切にし、両国の友好協力の基礎を打ち固め、協力の成果をさらに広げることを願っている、と述べた。
そして、温家宝総理の日本国会での講演について、秦剛報道官は、温総理はきっとこの重要な場を利用して、中日関係の改善、発展と協力について中国側の政策と主張を明らかにするであろう、と述べた。
温総理は東京のほかに、京都を訪問することになっており、中国側の日本社会各界への理解を増強することになることを願っている、と述べた。
また、東海問題について、中日にはそれぞれ異なった主張があるが、両国関係の発展の全般的情勢に影響を及ぼすべきではない。この問題について、中国側は、「異った見方をタナ上げし、共同で開発する」という原則に基づくよう主張する、と述べた。
「チャイナネット」2007年4月4日