国務院の温家宝総理は11日、中韓経済界による昼食会の席上でスピーチを行い、「北東アジア諸国は相互理解、相互信頼という基礎の上に、公正かつ合理的に歴史問題を解決し、意見の相違を適切に処理し、相互に関心を持ち、地域間協力のプロセスを推進し、調和の取れた北東アジアの新しい枠組みを築き上げるべきだ」と述べた。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
温総理はまた、「協力と発展には平和かつ安定した外部環境が必要。われわれのいる北東アジア地域には、不安定な要素が依然として存在しており、地域間協力も強化が待たれる。中韓両国は地域の平和と安定の維持のため、また共同発展の促進のために積極的な努力を行うべきだ」と述べた。
温総理は韓国の盧武鉉大統領の招きを受け、10日から韓国での公式訪問を行っている。中国の総理が韓国を訪問するのは7年ぶり。温総理は11日午後に日本を訪問する。
「人民網日本語版」2007年4月11日