中国、日本双方は11日、東京で共同プレスコミュニケを発表し、双方の戦略互恵関係の基本的な精神、内容について合意し、一連の具体的な協力を行うことを決めた。
双方のトップは今後頻繁に往来し、国際会議の場でも会合を重ね、中日トップの対話システムを構築することで合意した。また、中国の外交部長と日本の外相は共に関心を寄せる地域、国際問題について緊密な協力を保ち、中日間の戦略的対話、安全関する対話、経済パートナーシップ交渉など広はんな対話を強化することになった。
今後日本から中国の19都市に2万人規模の訪問団を派遣する計画を双方が共同で実施することにも合意した。更に日本側は今後5年間、中国の高校生の大規模な訪日活動を実施すると発表している。また、双方は東京と北京でそれぞれ文化センターを設立することも決めた。
その他、東海問題について双方は「最終的な国境線確定前の臨時措置として、海洋法上の双方の立場を損なわないことを前提にして、互恵原則を基に共同開発を行う」と合意した。
「中国国際放送局 日本語部」より2007年4月12日